厚板ならCO2?薄板ならファイバー?レーザー加工機の正解
金属加工の現場で「どっちの機械が一番いいのか」という議論は、永遠のテーマかもしれません。
特に最近主流のファイバーレーザーと、長年現場を支えてきたCO2レーザーでは、得意分野がはっきり分かれています。
まず、圧倒的なスピード感を求めるならファイバーレーザーになります。光ファイバーを媒体とするこの機械は、エネルギーの密度が非常に高く、薄板から中厚板の切断ではCO2レーザーの2倍から3倍以上の速さで突き進みます。
電気代も半分以下に抑えられるケースが多く、ランニングコストの面でも大きなメリットがあります。
しかし、仕上がりの美しさにこだわるなら、話は別です。
特に9mmを超えるようなステンレスの厚板を切断する場合、CO2レーザーの方が断面が滑らかで、後工程のバリ取り作業が楽になる傾向があります。
「生産性」を取るか、それとも納品時の「断面の質感」を取るか。
これが選定の分かれ道になります。
建設機械や農業機械のような、強固で厚みのあるパーツを作る現場では、今でもあえて中古のCO2レーザー機をフルメンテナンスして使い続ける職人さんも少なくありません。
また、ファイバーレーザーは銅や真鍮といった反射率の高い材料も得意としています。
昔は「反射光で機械が壊れる」と敬遠されていた材料も、今の技術ならサクサク加工できます。
弊社では、お客様が扱う材料の厚みや種類に合わせて、中古・新品問わず最適な一台を提案しています。

